サウナの論文

ここ数年、サウナは健康の象徴となりました。 心臓血管系など、サウナの健康上の利点を評価する研究は多数ありますが、皮膚生理学に関する体系的な研究は発表されていません。 なのでこの研究は、定期的なサウナが皮膚の生理機能に及ぼす影響を分析することを目的としたものになります。 つまりサウナ入浴は美容に効果的なのか、ということです。

女性を対象にしサウナに入ることで運動と同程度の効果が得られるか検証した論文をわかりやすく解説！ Infrared sauna as exercise-mimetic? Physiological responses to infrared sauna vs exercise in healthy women: A randomized controlled crossover trial Joy N Hussain , Marc M Cohen , Nitin Mantri , Cindy J O'Malley , Ronda F Greaves  「赤外線サウナは運動を模倣したもの？健康な女性における赤外線サウナと運動に対する生理学的反応: ランダム化対照クロスオーバー試験」

二日酔いの解消のためにサウナに行くという話をちょこちょこ耳にします。 今回のお話は二日酔いの解消、ではなく アルコール依存症がサウナに入ることで改善するかも！です。

サウナに入ることが健康に寄与するデータがある。 心血管疾患に対しては、サウナ入浴頻度が高い方がリスクを軽減する。 発汗により有害物質が排出される。 ヒートショックプロテインの効果を増進させる。

今回紹介する論文は「サウナ入浴は呼吸器疾患のリスクを低下させる：長期前向きコホート研究」です。結論はサウナ入浴の頻度が高いほどリスク低下と関連している可能性がある、となってます。