サウナの発祥とその歴史、サウナの種類を簡単解説!

サウナの雑談

サウナの歴史をご存知でしょうか?
発祥の地が「フィンランド」というのは有名な話なので知っている方も多いでしょう。今回は、そんなフィンランドで生まれ、近年日本でも大人気なサウナの歴史を深掘ってイキタイと思います。

サウナの発祥地とその起源

繰り返しになりますが、サウナの発祥地フィンランドと言われています。

フィンランドの厳しい冬を乗り越えるために、古代の人々は穴を掘り、そこに火を起こして暖を取ることから始まったと言われています。

紀元前2000年頃には、すでに現在のサウナに近い形ができていたとされています。当時は主に体を温めたり、病気を治したりするための場所として使用されていました。

サウナの広がりと文化的な影響

フィンランドからサウナ文化が他国に広がるきっかけは、2つの説(時期)があります。

・第二次世界大戦後(1939年~45年)とする説
・ベルリンオリンピック(1936年)だとする説

どちらも時期的に近いので1930〜40年代とされています。

そして、フィンランドから輸出される形でサウナが世界中に広がりました。特に、ロシアバルト三国ではフィンランドと同様にサウナ文化が定着し、ロシアでは「バーニャ」という独自の形態が発展しました。

サウナが広まった要因

サウナが世界的に広まった理由の一つは、その健康効果です。

サウナに入ることで血行が促進され、デトックス効果が期待できることが広く知られるようになりました。また、サウナはリラクゼーション効果も高く、心身のストレスを解消するために利用されることが増えました。さらに、北欧諸国のライフスタイルとしてのサウナ文化が注目されるようになり、特に都市部でのスパ施設フィットネスセンタージムなどでサウナが導入されるようになりました。

サウナの種類とその特徴

サウナにはいくつかの種類があり、地域文化によって異なる特徴を持っています。 

フィンランド式サウナ

フィンランド式サウナは、伝統的な木造のサウナです。
高温(約80~100℃)でストーブの上に石を置き、水をかけることで蒸気が発生させる「ロウリュウ」を特徴とします。

ロシアのバーニャ

ロシアのバーニャは、フィンランド式サウナに似ていますが、特徴的なのは「ヴェニク」という白樺の枝を使って体を叩く行為です。これによって血行を促進し、代謝を活性化させると言われています。バーニャは比較的湿度が高く、温度はフィンランド式より低めであることが多いです。

トルコ式ハマム

トルコ式ハマムは、湿式のサウナで、室温が低め(約40~50℃)であることが特徴です。湿度が非常に高く、浴場内は蒸し風呂のような環境です。体を温めるというよりは、体を清潔に保つことが主な目的とされています。ハマムは古代ローマの公共浴場の文化を受け継いでおり、社交の場としての役割も持っています。

日本のサウナ

日本では、乾式サウナが主流です。フィンランド式のサウナに似ており、温度は高め(約80~100℃)で湿度は低めです。また、日本では「水風呂」「外気浴」とのセットでサウナを楽しむ習慣があり、これによって血流が活発になり、リラクゼーション効果が高まります。つまり「ととのう」のです。

日本でのサウナ普及の歴史

サウナが日本に普及し始めたのは、昭和30年代(1950年代)です。日本で初めてのサウナ施設が登場したのは東京の銀座で、当初は「蒸気風呂」として紹介されました。

日本のサウナの礎

東京の銀座に登場した「東京温泉」が元祖とされています。
許斐 氏利(このみうじとし)が1951年に開業し、今で言う温泉ではなくレジャー施設のような場所でした。入浴料も非常に高く、ふわっと伝えるなら高級なお風呂のような場所でした。

日本でサウナが発展した流れ

サウナが本格的に日本に根付いたのは、1970年代以降です。
特に、日本の温浴文化健康志向の高まりとともに、サウナは「健康維持」や「疲労回復」に効果的な施設として注目を集めました。また、温泉と同様にリラックス効果が得られることから、サウナは温泉施設や銭湯に併設されることが多くなり、幅広い層に利用されるようになりました。

近年、日本では「サウナブーム」が再び起こり、特に若者を中心に人気を集めています。SNSやメディアで「ととのう」体験が注目され、サウナ愛好家が増加しています。サウナ施設も進化し、地方の温泉地や都市部の高級スパ、さらにはアウトドアで楽しむ「テントサウナ」など、多様な形でサウナを楽しむ文化が広がっています。

まとめ

サウナはフィンランドで誕生し、健康リラクゼーションのための文化として世界中に広まりました。
各国で独自の進化を遂げ、日本でも温浴文化の一部として普及しました。現代では、ただ汗を流すだけでなく、心と体を整える大切な場所として多くの人に愛されています。
今後もサウナ文化は進化し続け、より多様な楽しみ方が広がっていくことでしょう。

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