サバスに2号車が完成した件!“ご蒸車”ありがとうございます

サウナの雑談

サウナが向こうからやってくる時代になりました。

2022年に路線バスをサウナに改造した「サバス」が完成したのはご存じでしょうか。国内初の試みとして注目されましたが、フィンランドでは先んじて運行していたようです。フィンランド恐るべし、ですね。

今回は2号車が完成した「サバス」の魅力を深掘っていきたいと思います。

出発進行!

「サバス」とは

サバス1号車について

先にも記載した通り、実際に路線バスとして兵庫県内で運行していたバスをサウナに改造しました。

このサバスプロジェクトは、2020年からバス活用事業を行っている株式会社リバースサウナイキタイのかぼちゃさんが主に進めていくことになりました。

サウナの内装や外観、バスの廃材を再利用するなど強いこだわりを感じるものとなっています。

内装について

バス前方部分は荷物置きや休憩スペースとなっており、後方部分がサウナとなっています。サウナ部分はバスのレイアウトをそのまま利用し、左右3列で構成されており各列で違ったサウナを味わえるような作りになっています。

  • 1列目はストーブに近く、直で温度を感じロウリュウも担当する
  • 2列目はタイヤ上部に位置し、天井まで高く温度が高い。またロウリュウ時は蒸気を受けやすく一番熱い場所
  • 3列目は横長のベンチとなっており、ゆったり楽しめる

引用元:サウナイキタイhttps://sauna-ikitai.com/news/2828

廃材の再利用

先にも記載した通りバスの廃材を再利用しています。

・降車ボタンを押すとオートロウリュウ

・つり革を温度計に使用

・整理券ボックスをロウリュウタンクに使用

・座席は休憩ベンチに使用

などなど、バスの特性を活かしたものとなっています。

引用元:サウナイキタイhttps://sauna-ikitai.com/news/2828

その他の特長

それは、なんといってもナンバープレートです。「さ11ー37」となっており、ナンバープレートのひながな部分は選べないため、たまたま引き当てたと記載されています。

サウナストーブはフィンランド製のHARVIAを採用しています。
Harvia LegendシリーズのGreenFlameというモデルを使用しており、ガラス製の薪投入口が大きく夜には揺らめく炎が幻想的な雰囲気を醸しだします。

電光掲示板に表示される行先は「サウナ→水風呂→外気浴→ととのう」となっており、サウナーの向かう場所をしっかり示してくれます。

サバス2号車について

サバス1号車は関西をメインに運行していましたが、2号車は関東を中心に運行させることを目的にしています。
東急バスからワンロマ車という、少し特殊なバスを譲ってもらいプロジェクトはスタートしました。

ワンロマ車とは

ワンロマとは、日本において、一般路線バスの車両の中で、高速バスおよび貸切バスとの兼用を考慮して一般路線バス用の車体・車台を使用した上で上質な座席を設置するなどの折衷仕様となっている車両である。この名称は「ワンマンロマンスカー」の略称または「ワンマンロマンスシート車」の略称とされる。事業者によって「貸切兼用車」や「高速兼用車」などと呼ばれる。

Wikipedia

つまりざっくり言うと、路線バスと貸切・高速路線バスと併用できるものを「ワンロマ車」と言います。東急バスだけなく京阪バスや富士急行など多くの会社で運行しています。

2号車のこだわり

2号車にはサウナストーブを挟んでサウナ室が2つあります。

1つ目は1号車と違い「コの字形」に、2つ目は個室サウナのような作りとなっておりウィスキングができる設計となっています。

コの字形のサウナは向かい合うことができコミュニケーションや会話を楽しむことができます。また中央にテーブルを設置しジェンガで遊ぶこともできるようです。

引用元:サウナイキタイhttps://sauna-ikitai.com/news/sabus2

変わらず廃材を再利用しており、降車ボタンを押すとオートロウリュウも楽しめるよう設計されています。

サウナ&スパブランド「HARVIA」とは

サバスにはフィンランドのHARVIA製のサウナストーブが使用されています。
サウナヒーター世界シェアはNo.1で創業は70年と、サウナを語る上では外せない会社です。

HARVIAの誕生

創業者のタパニ・ハルビアは、自身が操縦する飛行機が氷湖に墜落しサウナに入ることで一命を取り留めたことから、サウナヒーターを作り始めます。

1950年代にMakinen(マネキン)というサウナヒーターを製造し始めます。その後順調に成長していき、1970年代に2度発生したオイルショックがHARVIAの薪ストーブ人気を更に高めていきます。

その後、電気の時代となり電気サウナヒーターの製造を開始、90年代に世界へ進出します。そして中国に工場を作ったり競合他社を買収し、世界No.1のサウナヒーターの会社へと成長していきました。

日本でHARVIAを感じる

まず日本にはショールームが2か所、東京北海道にあります。

また、サバスはもちろんですがHARVIA製のサウナヒーターを使用している施設も多くあり下記リンクで確認できます。

サウナグッズも販売していますので、気になる方はチェックしてみてください。

HARVIA公式サイト

まとめ

サバスの存在は知っていましたが、2号車が完成し更なる盛り上がりを見せていますね。イベントや運行状況に関してはホームページやXで確認できるようです。

バスとサウナという異色のコラボレーション、是非体感していみたいですね。友人や家族とひと夏の思い出に寄与すること間違いなしです。

これからも「ととのい」へ向けて出発進行!

サバス公式ホームページ

路線バスを改造した移動型サウナ「サバス」できました

引退した路線バスを改造した移動型サウナ「サバス2号車」できました

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