最近ではサウナハットを被り、サウナを楽しんでいる方も多く見受けられます。
サウナが髪にダメージを与えると感じている人が大多数だと思いますが、実際のところどうなのでしょうか。
今回はサウナと髪の関係を考察していきたいと思います。
薄毛や抜け毛の原因
髪へのダメージは薄毛や抜け毛に関係する?
髪へのダメージが、薄毛や抜け毛の原因になると聞いたことがあるのではないでしょうか。
私自身もヘアカラーを頻繁に行っていた若かりし頃、友人に「禿げるよ」と注意喚起されたことを覚えています。
ですが、髪へのダメージそのものが直接薄毛や抜け毛に繋がるというわけではありません。
むしろ主な原因は、ホルモンや遺伝、頭皮環境の悪化だと言われています。
髪が痛んでいても、頭皮環境や毛根の状態が良ければ、問題ないと考えられています。
髪が痛んでも問題なし?
直接の関係はないように思いますが、髪にダメージが蓄積され続ければ毛根のダメージに繋がり、結果として薄毛や抜け毛になる可能性があります。
また、髪の毛から水分が失われパサついた状態が続くと切れ毛となり、薄く見えてしまうことがあります。
髪のダメージが気になる場合は、まず頭皮の状態を確認することが重要とされています。
髪がダメージを受けやすい状態
一般的に言われているのは、「濡れた状態」であるとされています。
髪の毛が濡れた状態では、髪の強度が6~7割ほどまで落ちダメージを受けやすい状態となります。
髪の毛の大部分はタンパク質で構成されており、様々な結合によって形作られています。その中で水素結合は、水によって切断され乾燥で再結合する特性があり、これが濡れたままだと強度が下がる原因となります。
サウナで髪は痛むのか
結論は、痛みます。
サウナに入るとき髪は濡れていますよね。
先に説明した通り、濡れた状態は髪がダメージ受けやすい状態です。加えてサウナの高温は髪のタンパク質を固くします。
濡れた髪は強度が下がるうえ、キューティクルが捲れた状態なので栄養も失われます。
対処法は?
まず、サウナ入浴中はサウナハットや濡れタオルなどで髪を守ることが重要となります。また、サウナ前後でヘアオイルやトリートメントで髪の毛のケアを行うことでダメージから回復させることができます。
またサウナ後は頭皮の汚れをしっかり洗い流すことも重要です。もちろん水分補給もお忘れなく。
サウナは薄毛や抜け毛の原因になるのか
結論として、直接の原因とはなりません。
一番重要なのは、髪の毛のダメージではなく頭皮の状態です。
むしろサウナを正しく利用することで薄毛や抜け毛を予防できる可能性があると考えます。汗をかくことで毛穴に溜まった汚れを落とし、適切にケアすることで頭皮の状態を改善させることができます。
サウナを正しく利用すれば、薄毛や抜け毛を心配する必要はありません。
これからも正しくサウナと付き合っていき、メリットを享受していきたいですね。
サウナの利用がすべての人にとって安全であるとは限りません。
健康状態や持病によってはリスクが伴う場合があります。
危険や不安を感じた方は医師に相談することをお勧めします。
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