最近のサウナ人気は凄まじく健康に利するだけでなく「ととのい」という快感も得ることができ、サウナ愛好家たちは「サウナー」と呼ばれる。
そんなサウナー達は何を求めてサウナに通うでしょうか。
2017年頃に大規模なアンケート調査を実施した論文があります。今回はその内容を分かりやすく解説していきたいと思います。
どのようなアンケート調査?
質問内容は下記の
- 年齢
- サウナを利用する動機
- サウナの種類と経験 (けがを含む)
- 健康状態
- 食事と生活習慣
などに分類され、はいorいいえ・複数選択・自由記述など、様々な質問形式が含まれていました。
回答者の地域、年齢、性別など
17~80歳まで幅広い年齢層で構成され、男女比は半々でした。
そして回答者の地域は、フィンランドが28.4%で次いでオーストラリアが25.3%、アメリカが20.5%で上位3か国で7割以上を占めていました。
ちなみに我らが日本の割合は1%以下で、ほとんど含まれていませんでした。
アンケート調査は英語でFacebookを通じて行われたので、日本が少ないのは納得ですね。
健康状態、BMIの内訳
回答者の9割以上が自身の健康状態について「良好」であると回答しています。
サウナに通える方々ですから元気なのは当然ですね。
BMIの内訳は、標準が半数以上で肥満が3割でした。
また一定数の持病(呼吸器疾患・高血圧・糖尿病など)が含まれており、医学的に全くの健康な方は6割ほどでした。
サウナにいく理由
回答者の100%が「ストレス解消、軽減」の為だと回答しました。
また次いで「痛みの軽減」や「趣味、社交」「睡眠の改善」と回答した方が多くなっています。
ほとんどの方がサウナに行くようになってから上記の症状が改善したと回答しており、健康状態の改善が示唆されています。
またサウナに行く頻度別に解析をしたところ、頻度が高い方がより効果を実感する結果となりました。
まとめ
結果は「予想通り」ですね。
医学的な根拠は乏しいものの、サウナがストレス解消や痛みの軽減に一役も二役も買っています。
また睡眠の改善には私自身も効果を実感しており、サウナに入った日は深い眠りを経験しています。
サウナに行く理由を大規模に調査した論文であり、サウナに期待する効果は万国共通であると言えます。サウナと健康は切り離せない関係になってきていると感じます。
■注意■
サウナの利用がすべての人にとって安全であるとは限りません。
健康状態や持病によってはリスクが伴う場合があります。
危険や不安を感じた方は医師に相談することをお勧めします。
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