3月7日が「サウナの日」というのは、あまり認知されていないかもしれませんが、ちゃんと「日本記念日協会」によって登録されています。
そんな「サウナの日」に先立って、一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所(以下、日本サウナ総研)が調査結果を発表し下記にて分かりやすくまとめられています。
「【日本のサウナ実態調査2024】愛好家はどこに行ったのか?Japan Sauna Survey 2024」
詳しくはサイトを確認いただけたらと思いますが、このニュースや昨今のサウナブームに思うことを書き連ねていきます。
一般社団法人日本サウナ・温冷浴総合研究所とは
サウナ好きの方でも、ご存じの方は少ないのではないでしょうか。
ちなみに私は知りませんでした、すみません。
ホームページには以下のように記載があります。
・私たちは日本初のサウナ研究機関です
日本サウナ総研は「サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→ 外気浴」に関わる全てを対象に専門的な調査研究を行い、かけがえのない価値を実証し、進化させ、振興することにより、世界中の人々の健康と平和に寄与することを目的に活動いたします。・世界には各地特有の「サウナ」が存在
「Sauna(サウナ)」は世界共通のフィンランド語ですが、ロシアでは「Баня(バーニャ)」中東では「حمّام,(ハマーム)」韓国では「한증막(ハンジュンマク)」等々、各地特有の「熱気浴/蒸気浴」が存在します。・サウナ超大国日本
日本人は古来から大のサウナ好きで、約1300年以上も前から「蒸風呂/岩風呂」を愛し、その様式を進化させ継承してきました。そして現代も尚多くの人々がサウナで汗を流しています。(日本のサウナ人口は世界一かもしれません)・サウナ(熱気浴/蒸気浴)→冷水浴→外気浴
日本サウナ総研公式HP
サウナで温めた体は水風呂で冷やした後、風(外気)で休めます。この時に味わう多幸感を「ととのう」(©濡れ頭巾ちゃん)と言います。人の心と体を解放し健全に導くこの浴法は、一般的に「温冷交代浴」と称され、その作用や効能は計り知れません。一流アスリートなども多く取り入れるには理由があるからです。
オリエンタルラジオの藤森慎吾さんのインタビュー記事も掲載されていますので、興味のある方は是非覗いて見てください。
サウナブームはピークを過ぎた?
調査結果を見るとサウナ人気に陰りが見えていると言えます。
日本サウナ総研が発表した実態調査では、「半年に1回程度」「1年に1回程度」の層が増えただけで、残りは減少しています。
「1年に1回以上」 ライトサウナー
「月に1回以上サウナに入る人」 ミドルサウナー
「月に4回以上サウナに入る人」 ヘビーサウナー
つまり、サウナに来る人減ってます、という結果に・・・
確かに、少し前までテレビで芸能人がサウナにいく企画をよく目にしましたが、最近はあまり見かけませんね。
シューイチの体格ブラザーズはめちゃくちゃ好きです。
非サウナーにサウナに行かない背景を聞き、金銭的・時間的余裕がないと答えた人が20%程度でしたが「サウナに興味がない」と答えた人がなんと半数以上の53%でした。
「どうすればサウナに行きますか」と非サウナーに聞くと、25%が「変化や改善があってもサウナには行かない」と回答したそうです。
非サウナーをサウナーにするのはハードルが高そうですね。
今後のサウナ人気はどうなる?
サウナ人口は減るが、今後もサウナの人気は高く推移する」と予想します。
理由としては以下に記載します。
・健康意識の高まり
近年の健康意識の高まりは言うまでもなく、特にコロナ禍を経て更に高まっています。
サウナはストレス解消やリラックス効果に寄与し、健康志向の方に根強い人気があります。
・サウナ文化の浸透
サウナーという言葉に現れるように、サウナはひとつの趣味としての地位を確立しました。
そして多種多様な施設が登場し、幅広くサウナを楽しめるようになりました。
その一つに京都にある「ぎょうざ湯」という、サウナと餃子両方が楽しめる施設があります。
・サウナ関連商品の普及
今ではサウナハットやサウナマットを持っている人は珍しくありませんが、数年前ではほとんど見かけなかったと思います。
また、持ち運びできるテントサウナも発売されており、個人や少人数でサウナが楽しめようになってきています。
ブームは終わるのが常ですがサウナ人気は高く推移し、何かのきっかけでサウナ人口が増える可能性は多いにあると思います。
まとめ
サウナ人口が減っていることには、正直驚きました。マイサウナは平日でもパンパンです。
都心部では「個室型貸し切りサウナ」が増えていますね。非サウナーのサウナに行かない理由として「他人と裸で同じ空間にいることが苦手」と答えた方が11%おり、そういった方々には貸し切りサウナの利用はアリかもしれません。ただ、通常のサウナに比べて値段が高いのは言うまでもなく。
多種多様なサウナが増えているので、自分の好みにあるサウナはどこかに必ず存在します。
なければ、買う・作ることもできる今日この頃。良い時代になりました。
サウナ人口が減っているのは少し寂しいですが、これからもサウナ好きが増えるようサウナの情報を発信していきます。
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